皆さんこんにちは
本日は、サンワード貿易コンシェルジュのT氏による
『いまさら聞けない!?!なぜ!?!』
と思っている経済指標の疑問を深堀して解説していきます!!
本日のテーマは
【先行指数①】
さて、前回は「PMI」、日本語に訳すと「購買担当者景況感指数」を取り上げました。
米国内ではPMIの他にも同種の企業人たちの心理に関する指標が存在します。
前回に取り上げたISM景況感指数のほうが重要ですが、この本命でどういった結果が出るか?
専門用語では「先行指標」と呼ばれますが、その先行指標について今回は取り上げてみたいと思います。
PMIってなに?と思った方
株投資をする上で最も重要な経済指標になります。
こちらに詳しく載っていますので合わせてご覧ください☆
①ニューヨーク連銀製造業景況指数
別名では「エンパイア・ステイト景況指数」
他国で中央銀行に相当するものは米国ではFRBですが、FRBは「銀行」としての機能は持ち合わせておらず、その機能は米国内の12の地区連銀が担っています。その中でもニューヨーク連銀は筆頭株でして、米国の銀行券、要するに貨幣の発行はこの連銀が担当し、総裁はFRBの副議長を常に兼任します。
ニューヨーク連銀がニューヨーク州内の製造業の経営者に対してアンケート調査を実施して、
回答を指数化したものがこの指標になります。
この経済指標は、日本の日銀短観と同様にDI(ディフュージョン・インデックス)と呼ばれる手法で算出され、中立はゼロになります(PMIは「50」が中立でしたね)。プラスの場合は景況感が良好で、マイナスの場合は悪化を示します。
発表日は毎月15日。本命のISM景況感指数のちょうど半月前、というタイミングもマーケットからの注目度が高くなる理由でしょう。
ただこの指標、アナリストたちがまとめる事前予想とかけはなれた結果が出ることが頻繁で、数値が乖離することはザラ。
それどころかプラス予想がマイナスだったりと方向性が真逆なことすらよくあります。
よってT氏は「サプライズ・メーカー」と呼んでいます(笑)。
それはともかく経済の専門家たちをもってしても、
人間の心理を読むということはとても難しいということなのでしょうね。
このような指標もあり、予想はあくまでも予想であることを
頭に入れて自分自身の考えも大切にしながら、
投資をすることが大切だといえそうです
次回もお楽しみ☆
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