皆さんこんにちは
本日は、サンワード貿易コンシェルジュのT氏による
『いまさら聞けない!?!なぜ!?!』
と思っている経済指標の疑問を深堀して解説していきます!!
前回は「T氏」の「氏」の部分を「指標」ではなく「指数」と読み替えまして
バルチック海運指数を取り上げました!!
今回も同じパターンの2回目と参りたいと思います。
王道の指数を取り上げてみましょう。
T氏が選んだのは、「VIX(ヴィックス)」、別名「恐怖指数」です。
以前も少し取り上げましたね。たびたび出てくる指数の一つです!!
VIXとは、Volatility Indexの略で、通常はひとことでVIXと呼ぶと・・・。
米国のシカゴ・オプション取引所が米国主要株価指数「S&P500」を対象としたものを指します。
これは投資家の心理を表すパラメーターとして知られています。
Volatility(ボラティリティ)という英単語を直訳すると、「落ち着きがない様」「移り気」
などの意味になりますが、投資の世界では値動きの激しさを示す言葉になりますね。
乱高下する相場を「ボラが高い」などと呼びます。
T氏の印象では、2000年の前後から日本でも使われるようになりました。
当時の取引所から受け取った通知に「現在のボラティリティの上昇に伴いウンヌン・・・」
という表現があって、意味がわからず調べてみて
「わざわざ難しい表現をせずに、素直に乱高下って言えよ!」と思ったものでした(笑)。
今では多くの人が普通に使う言葉になりましたなぁ。
さて、「ボラが高い」相場では、その原市場のヘッジ取引などに使われる
オプション市場のボラティリティも高くなります。
またオプション市場は原市場の先行指標とも考えられていますので、
このボラが高いということは投資家たちが「近い将来、相場が大きく動く」と考えている
予想している、予想の上ですでに手を打ち始めている、と考えられるわけです。
そして「大きく動く」わけですから上昇相場の可能性もあるわけですが
ほとんどの確率で下落相場を予見していることになります(上昇を予想しているのならば、素直に株を買えばいい)。
このVIXは、だいたい通常モードのときは20ポイントを中心に10~30ポイントのレンジで動いているようです。
それが40ポイントを超えると投資家心理が悪化していると考えられます。
ちなみに2008年のリーマンショックでは80ポイントを超えました。
現在のVIX指数は20ポイント手前を推移しているようです。
緊急事態宣言等の措置により、この指数も変動するかもしれません!!
注目してみていきましょう☆
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