皆さんこんにちは
本日は、サンワード貿易コンシェルジュのT氏による
『いまさら聞けない!?!なぜ!?!』
と思っている経済指標の疑問を深堀して解説していきます!!
本日のテーマは
【PMI】
今回は米国だけの指標ではなく世界各国で発表される「PMI」を取り上げたいと思います。
PMI(Purchasing Managers’ Index:購買担当者景気指数)とは、企業の購買担当者らの景況感を集計した景気指標のひとつです。国別や、製造業、サービス業ごとの集計も行われており、米ISM(Institute for Supply Management)やIHS Markit社が公表しているものが有名です。一般的に鉱工業生産や雇用統計などの統計よりも景気先行性があるとされ、株式等の運用担当者の注目度が高い指標のひとつと言えます。
実際に発表される数字が「50」であれば、中立を示します。50を超えると心理は良好であることを示し、50を下回りますと悪化していることを示します(ちなみに短観ですと中立はゼロ)。
英国で各種金融情報の調査や検証を行っているマークイットという会社があります。
このマークイット社が世界各国のPMIを調査、発表しています。
【ユーロ圏全体】ユーロ採用主要各国のPMIは、ギリシャ情勢が混沌としていた往時は特に重要度が高い指標でした。
【中国】中国の政府機関である国家統計局が発表するPMIよりも、マークイット社のPMIの方が信頼されたりします。
以前は、英国系の巨大銀行HSBC(香港上海銀行)がネーミングライツを持っていて、
「HSBC中国PMI」と呼ばれていたことをご記憶の方もいらっしゃると思います。
現在はネーミングライツが移動しまして「財新伝媒中国PMI」となっています。
【日本】日経新聞社がネーミングライツを持っています。
ただ日本の場合は、日経PMIよりも、「日銀短観」を重要視している傾向にあります。
これから重要な経済指標になるかも?しれません。
【米国】マークイット社の米国PMIよりも、ISM(Institute Supply Management = 全米供給管理協会)が
発表する景況指数の方がより重要視されています。
ISMの景況指数はほぼPMIと同一で、中立は「50」。
アンケート対象は300社以上の購買・供給管理の責任者となっています。
それぞれの国によって重要度が変わってくる
数字になります。
また、株に影響を及ぼす可能性が高い指標という事から、
外国株式投資・国内株投資をする方は知っておく事は大切かも!?!
知らなかった人は一度数字を見てみるといいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございます☆
次回の経済指標もお楽しみに!!
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