トルコリラ円今週の予想(3月1日)
*予想レンジ:15.00円~14.00円:
*今週のトルコリラ円はもち合いで推移しそうだ。
新興国通貨の動向を見る際に重要なポイントの一つは「実質金利」だろう。
「実質金利」=「名目金利(政策金利)」-「物価上昇率(インフレ率)」
トルコリラ
政策金利17.0%-物価上昇率14.97%=実質金利+2.01%。
トルコ中央銀行は2月18日の金融政策会合で、
主要政策金利を17.00%に据え置くと決定した。
金利の据え置きは2会合連続。
事前市場予想も据え置きだった。
トルコ中銀は声明で「インフレ率が持続的に低下し、
物価が安定するまで金融引き締め政策を断固維持する」と強調した。
通貨リラは2020年、対ドルで大幅に下落し、一時は同年当初比で30%以上安となった。
しかし、
同年11月に中銀総裁と財務相が交代して以降、
当局は利上げ容認の姿勢を取り、リラは上昇に転じた
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界的な金融緩和で新興国に資金が流れていることも奏功。
一方、1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比14.97%の上昇。
通貨高にもかかわらず、インフレに歯止めがかからない状況となっており、当局は警戒を強めている
ただ、アーバル中銀総裁は、インフレに断固として対処するとして、
インフレ率が下がるまでは金融引き締めを継続するとしている。
今週は1日に第4四半期GDPが発表される。
前期比予想は+3.9%と前回の+15.6%より大幅に落ち込む見込み。
前年比では+7.1%と前回の+6.7%より改善する見込み。
新型コロナ禍の中、プラス成長への可能性も見えており、
最近では各付け会社ムーディーズが2020年GDP予測をプラス1.1%で発表した。
また、3日には消費者物価指数(CPI)が発表される。インフレ率の低下が示されればトルコリラには強材料となろう
【トルコ経済指標】
3月1日月曜日
16:00 トルコ第4四半期GDP前期比前回+15.6%、予想+3.9%
16:00 トルコ第4四半期GDP前年比前回+6.7%、予想+7.1%
16:00 トルコ2月製造業PMI前回54.4
3月3日水曜日
16:00 トルコ2月消費者物価指数前年比前回+14.97%、予想+15.40%
16:00 トルコ2月生産者物価指数前年比前回+26.16%、予想+26.75%
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