皆さんこんにちは
本日は、サンワード貿易コンシェルジュのT氏による
『いまさら聞けない!?!なぜ!?!』
と思っている経済指標の疑問を深堀して解説していきます!!
今回は前回に引き続き、FOMCについてご紹介いたします。
FOMCとは・・・??
“Federal Open Market Committee”の略で、「連邦公開市場委員会」と訳されます。
米国の連邦準備制度を構成する一機関です。
≪役割として≫
日本における日銀金融政策決定会合と同じですが、こちらは「会合」、あちらは「機関」であることが微妙な差異ですね。
ちなみに英国でのそれは、MPC(金融政策委員会)で、これも委員会ですから「機関」ですね。ですから、英米でのイベントは正確には「FOMCやMPCが開催する会合」ということになります。
さて、FOMCを構成するメンバーは左記の通りになります。
委員長(=FRB議長)、副委員長(=ニューヨーク連銀総裁)、FRB理事7名、地区連銀総裁4名。
国家機関であるFRBからは議長を筆頭に計8名、民間企業である地区連銀からはNY連銀総裁を筆頭に5名が参加していることになります。多数決の場合はFRBサイドの方が有利ですね。
なお地区連銀は12行ありますが、そのうちの半分以下の総裁だけがFOMCメンバーになることができます。ニューヨーク連銀は固定枠ですが、残り11行は4つグループに分けられ、各グループから1名の総裁が1年ごとに持ち回りで選ばれます。よく連銀総裁たちの発言がクローズアップされることがありますが、その総裁がFOMCメンバーなのか否なのかは、発言の影響力の大きさの差に表れますので、ご注意。
さて、「FOMCの会合」は、原則的に約6週間おきに年間8回開催されます。
日程は2日間で、2日目に決定事項に関して声明が出されます。
このうち、3月、6月、9月、12月の4回は、声明発表後に委員長(=FRB議長)が出席する記者会見が開かれます。
FOMCでの決定の意図がマーケットに誤解なく伝わるよう、いわゆる「マーケットとの対話」の観点から、重要な決定はこれら記者会見もセットの時の会合に下される傾向が明確に見られます。
もっとも、FOMCサイドは「臨時に記者会見を開くこともアリだよー」
とアナウンスしていますから油断禁物(?)ですけど。
経済大国のアメリカ金融政策発表という事から、為替投資、株投資をしている方は
注目しているニュースの一つだと思います!!
これから投資を始める方も、注目してみてください☆
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