4月20日海外市況
ドル円
20日のNY外国為替市場のドル円相場は、108円台前半で小動き。
108円04~14銭
新規材料に乏しく、金利動向を眺めた動きとなった。
米長期金利の指標である10年物国債利回りは
未明から朝方にかけて1.6%台に上昇した後、
米株価の下落を受けて1.56%近辺に低下。
円は一時108円51銭まで軟化した後、一時108円03銭まで上昇した。
インドなどでの新型コロナウイルス再拡大や
米中関係の緊張をめぐる懸念も安全資産としての円の底堅さにつながった。
NYダウ
20日のNYダウは、高値への警戒感から利益確定売りに押されて続落した。
3万3821.30ドル(-256.33)
NYダウが史上最高値圏で推移していることから、
市場では高値への警戒感が強く、利益確定売りが出やすかった。
また、世界保健機関(WHO)によると、
過去1週間で報告された世界の新型コロナウイルスの新規感染者数は約522万人と、
過去最多となった。感染拡大への懸念も重石となった。
NY金
20日のNY金は、米長期金利の低下を背景に買われ反発した。
1778.40ドル(+7.80)
米金利の動向などを眺めたレンジ取引となった。
長期金利の指標となる10年物米国債利回りはこの日、
1.57%近辺と、前日の1.61%台から低下。
金利を生まない資産として買いが入りやすかった。
一方、ドルが対ユーロで小幅上昇したことが重石となった。
金ETFは、1021.70トン(変わらず)。
NY白金は続落。1196.30ドル(-10.20)。
パラジウムは4日ぶりマイナス。2757.40ドル(-56.20)。
原油
20日のNY原油は、世界3位の石油輸入国であるインドの
規制強化に対する警戒感が強まり、反落した。
62.44ドル(-0.94)
新型コロナウイルス危機が直撃し、史上初めてマイナス価格で取引されてから、
この日でちょうど1年となった。
トウモロコシ
20日のシカゴトウモロコシは続伸。
592.00セント(+11.50)
一時611.75セントと、2013年6月以来約8年ぶりの高値を付けた。
米国内での需給の引き締まりとブラジルでの乾燥した状況が強材料。
大豆
シカゴ大豆は続伸。
1457.75セント(+21.25)
一時は2014年6月以来約7年ぶりの高値となる1471.50セントを付けた。
世界的な供給逼迫で、大豆と植物油の現物相場が堅調だったことが好感された。
ブラジル農業省は19日、
大豆、トウモロコシ、大豆ミール、大豆油に対する
輸入関税の賦課を年末まで停止すると発表した。
政府は、世界的な商品価格上昇を受けた国内のインフレを抑えようとしている。
07:45 (NZ) 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) [前年同期比] 1.4%
10:30 (豪) 3月 小売売上高 [前月比] -1.1%
15:00 (英) 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 0.4%
15:00 (英) 3月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比] 0.9%
15:00 (英) 3月 小売物価指数(RPI) [前年同月比] 1.4%
17:00 (南ア) 3月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比] 2.9%
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数 [前週比] -3.7%
23:00 (加) カナダ銀行政策金利 0.25%
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