海外市況
ドル円
23日のNY外国為替市場は、米長期金利の高止まりを背景に
円売り・ドル買いが優勢となり105円台前半に反発した。
105円22~32銭
米長期金利はなおも約1年ぶりの高水準にとどまっており、ドル買いの支えとなった。
大型の追加景気刺激策や新型コロナウイルスのワクチン普及を背景とした
米景気回復への期待も根強い。
一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日、上院銀行委員会で議会証言。
NYダウ
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が下支え要因となる中、3営業日続伸した。
3万1537.35ドル(+15.66)
パウエルFRB議長はこの日、米議会で証言し、
米景気改善に伴う物価上昇リスクを否定し、
量的緩和策の早期縮小懸念の払拭に努めた。
パウエル議長の発言が支援材料となる中、プラス圏に浮上した。
大型追加景気対策への期待や米国での新型コロナウイルス感染状況の改善なども投資家心理を支えている。
ただ、ダウは史上最高値圏での取引が続いており、利益確定の売りが出やすい状況。
NY金
利益確定の売りに押され4日ぶりに反落した。
1805.90ドル(-2.50)。
金相場は前日に約1週間ぶりに1800ドルの水準を回復。
3日続伸していたこともあり、テクニカル要因から利益確定の売りが先行した。
外国為替市場でのドル上昇も金の下押し材料。
金ETFが、1110.44トン。
NY白金は続落。1239.70ドル(-42.60)。
パラジウムも安い。2335.10ドル(-57.00)。
原油
利益確定の売りが先行したものの根強い供給懸念から買い戻され、ほぼ横ばいとなった。
61.67ドル(-0.03)
利益確定の売りに押され一時60.67ドルまで下落したが、
売り一巡後は値頃感などから買い戻された。
寒波の影響で閉鎖していた米南部の石油供給網の復旧遅延をめぐる根強い警戒感が相場の下支え材料となった。
トウモロコシ
シカゴトウモロコシは続伸。
552.50セント(+2.00)
大豆相場の上昇に追随した。
ブラジルで降雨のためトウモロコシの種まきが遅れる可能性が材料視された。
ただ相場はテクニカル要因の売りや南米の豊作予想に圧迫された。
大豆
シカゴ大豆は3日続伸し、5週間超ぶり高値。
1408.50セント(+21.00)
ブラジルでの収穫の遅れで、米国産への輸出需要が強さを維持するとの見方が背景。
【24日重要指標】
10:00 (NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利 0.25%
16:00 (独) 10-12月期 国内総生産(GDP、改定値、季調前) [前年同期比] -2.9%
24:00 (米) 1月 新築住宅販売件数 [年率換算件数] 84.2万件 86.5万件
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